ライニングとは
金属などにミリ単位の被覆を施工することを ”ライニング” といいます。
ライニング Q & A
ライニングなどしなくても、樹脂を削りだしたら良いのでは?
ライニングポンプは母材に鋳鉄(鋳物)などの金属を使用しているので樹脂削り出しポンプより
強度が優れています。
据付や運転中の負荷など、金属ポンプと変わらない機械的強度です。
ライニングポンプと樹脂削り出しポンプの比較表
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ライニングポンプ |
樹脂削り出しポンプ |
フランジ |
母材が金属のため、機械的強度が充分に有る。 JIS規格やANSI規格フランジに対応。 |
機械的強度が無いため、樹脂を金属で挟みこんでおり、フランジがスタッドボルトになっていて、
設置しづらい。 |
シャフト取り付け部 |
取り付け部のみならず、表羽根部にも母材があるため、運転中の負荷や液温度が高い用途でも変形しない。 |
取り付け部以外全て樹脂のため、運転中の負荷に脆弱であり、液温度が高い用途だと変形しやすい。 |
シャフトとインペラーの間 |
変形しないため、実液をシャフトから完全に遮断。 |
変形しやすいため、実液が浸入しやすい。※シャフト折損の可能性が高い。 |
ここで当社ポンプへの入換え実用例をご紹介します。
下記参考実例では、年間3億円以上のコスト削減になりました。
ライニングポンプと樹脂削り出しポンプの比較表
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提案ポンプ |
既存ポンプ |
ポンプ仕様 |
ゴムライニング +インペラーのみチタニウム等の金属使用ポンプ |
海外製PVDF(ポリフッ化ビニリデン)削り出しポンプ |
メンテナンス頻度 |
※納入時1年間のメンテナンスフリー保証 |
- |
オーバーホール |
1.5~2年以上運転後、オーバーホール。 |
運転開始後2ヶ月でオーバーホール。さらにその2ヶ月後再度オーバーホールが必要な状態になったため、ランニングコストを比較検討後、当社新品ポンプへ入換え。
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